昭和ノスタルジーにあふれた町、熱海

昭和ノスタルジーにあふれた町、熱海

以前、たまたま電車で熱海を通る場所に行った帰り道、ふらっと熱海で途中下車してみました。その日は夏の始まりで、やや強い日差しが照りつけていました。私は駅前のバス停で海辺に行くバスに乗り、ビーチを目指しました。

 

ビーチに着くと、そこには思いの外多くの人がいました。ビーチバレーをする若者や、マリンスポーツに興じている人でにぎわっています。少し周辺を歩くと、熱海ならではの温泉施設が見えました。ひときわ目を引いたのは純和風の温泉宿ではなく、近代的な建物のスパです。ちょっとハワイっぽさもありますが、何故か懐かしさを感じてしまいます。

 

そう、熱海は何だかノスタルジーな場所なのです。かつて新婚旅行といえば熱海だった時代もあったそうですが、今では当時程のにぎわいもなく、少し寂れた雰囲気もあります。でも、私はその何ともいえない時代に取り残されたようなムードが大好きなのです。

 

歩き疲れた私は、これもまた昭和風の喫茶店でメロンソーダを飲みました。メニューには懐かしさ満点の軽食やドリンクが揃っています。この喫茶店の後ろ、ロープウェイを登った場所には秘宝館がありましたが、残念ながら私が着いた時には既に閉館時間を過ぎていました。

 

熱海は切なく愛おしい町でした。近年流行りの昭和を再現したテーマパークよりも、よっぽど本物のノスタルジーに溢れています。この町に流れる空気は、一度味わうと癖になります。私もまたいつか遊びに行きたいと思っています。